Research

建築構造学とは

建築構造学とは建築物、外乱(荷重)、挙動の3つの関係について考える建築学の一分野です。定常的に作用する荷重には、一般的な居住や建物用途に供せられる積載荷重や建物自重などがあげられます。非定常的な荷重には風、地震などの外力があげられます。挙動とは外乱により建築物が示す応力分布、変位分布、速度分布、加速度分布などの応答のことで、もっと大まかに言うと、静的および動的な変形、応力状態のことを示すといえます。

次に、建築物も構造的な視点から捉えるとその成り立ちは多種多様であるといえます。柱や梁で組立てられた骨組構造、石を積み上げたような組石構造、雪で作ったドーム「かまくら」のようなシェル構造、さらに同じような大きさの部材を幾何学的に組合わせたラチス構造など数え上げたらきりがないほどです。はじめに一分野といいましたが、建築学の幅の広さを感じることと思います。

研究紹介

本研究室では、建築構造の中でも、主にドームやスタジアム屋根などに用いられる大スパン構造(シェル・空間構造)を対象として、新しい構造システムの提案及びその力学性状に関する研究を行っています。これらの構造物は力学的合理性に優れ、優美なデザインを生み出すことができる特徴がありますが、特に座屈・振動現象において一般的な構造物とは異なる複雑な性状を有することが知られています。
本研究室では、実験的手法と解析的手法の両面から、これらの現象を解明すべく研究に取り組んでいます。

本研究室が現在取り組んでいる主要な研究テーマを以下に示します。

  • 空間構造の耐震性能に関する研究

  • 空間構造の応答制御に関する研究

  • 吊り天井の動的挙動と制振天井の提案

  • 伸縮膜を利用した展開構造ユニットに関する研究

  • 超高強度繊維補強コンクリートを用いた薄肉シェル構造に関する研究

  • 大都市地下街の津波避難計画に関する研究

  • 論文 | 大阪駅周辺地下街の津波避難距離に関する研究(pdf)
    大阪駅前地下街の津波避難計画に関する研究(pdf)
    関連ニュース | 日本一構造が複雑で広大な地下街「梅田ダンジョン」の全容解明…大阪市立大が3D化、地震・津波時の避難対策に活用を







    修士論文梗概・発表資料

    修士論文概要 | Digests of master’s thesis